季刊ココア共和国vol.7

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2011/8/1
♪内容紹介 詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第7号。
右開きからが詩。左開きではブログを編集。
招待詩として5名の詩人が登場します。

谷内修三、野木京子、高取英の3人は、
詩壇で知らないひとはいないでしょうから、
あらためて紹介はしません。

恋藤葵は、
宮城県石巻市の高校2年生。
お友だちです。
昨年夏、宮城県の高校演劇部を集めての研修会で、
わたしの受講生のひとりでした。
宮城県詩人会の朗読会にも参加してくれました。
石巻といえば、南三陸町、気仙沼市と並んで、被災地の代表?です。
詩は、ケータイのブログに発表しています。
今号掲載の詩は、
道に落ちている「成長途上の幼い耳」や「幾多の足に踏まれた鼻」や、
目や、指や、舌や、顎や、頭皮をひろって、
ズボンのポケットに入れていく。
というものです。
「拾ったモノ/全部を/合わせたから。//これを僕に/しよう。」。

藤川みちるは、
ココア共和国第5号に小詩集を発表直後、
宮城県詩人会主催の第1回YS賞を受賞しています。
いつでもケータイをとり出して、詩を書き始めます。
それをパソコンに飛ばして、編集するみたいです。
まるで掛け流しの天然温泉のように、ことばは溢れるばかりです。
今号掲載の詩は5編。
「レンジでチンした猫。//
ギーギー扉を引っ掻いてうるさいからサランラップでぐるぐる巻きにしてそれでも暴れるからヒゲとシッポをちょんぎったら私のことまで引っ掻くから関節全部潰したの!」。

秋亜綺羅の前号の「国際風の会議」という詩は、
震災を書いたのだろうとよくいわれますけれど、
震災の1か月も以前に書いたものです。
ブログなどでは、「預言書」だと、すこしく騒がれたりしました。
今号の詩は、
震災が書かせたものであることは認めますが、震災を書いたものではありません。
山奥で詩を書きたくなったり、恋をしたとき詩を書きたくなったり…。
それと同じで、進入禁止を無視して対峙した被災の地で、
書きたくなったものでした。
それにしても、書き出せるようになるまで、3か月以上もかかりました。
詩なんて、もう書けないんじゃないだろうか、
と思ったりもしました。
「三月十一日、午後三時十一分/
そのとき、わたしの家の金魚鉢には/
海が近づいていた//
金魚鉢に水平線が飛び込んで来た/
そこには、水溶性の海岸があった//
水平線は赤いデニムをひき裂き/
一匹の金魚を犯した」。

ブログの編集ページは、秋亜綺羅の「大震災──仙台から2」。