季刊ココア共和国vol.9

¥ 540 税込

商品コード:

関連カテゴリ

  1. 雑誌
数量

2012/3/1
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第9号。
右開きからが詩。左開きではブログを編集。



巻頭の小詩集を書いてくれた佐々木英明は、
わたしにとって英雄です。
寺山修司の映画「書を捨てよ、町へ出よう」の主演をしたひとです。
昨年10月に青森市で、
日本現代詩人会と青森県詩人連盟主催
の「現代詩ゼミナール」があって、
佐々木英明もわたしも呼ばれて、詩の朗読をしてきました。
なんと不思議にも、それがふたりの最初の出会いでした。
佐々木英明の今号の詩たちは、
ある若い女性に対する恋ごころを描いているのだと思います。
やさしさと気遣いの表現が、新鮮な詩として感じられます。
古臭いアングラや、カビ臭い現代詩の匂いがしない、
「究極の抒情詩」を作れるかもしれない詩人だな。と感じます。



佐野カオリとは、
数年まえ、仙台で「現代詩ゼミナール」が行われたとき会っているのですが、
彼女が覚えているかどうかはわかりません。
高橋英司が主宰する「山形詩人」という詩誌から
2つの作品をもらいました。
詩にはいろいろな形があるよ。
というのを楽しんでもらいたいのと、
意味の断絶というか、電気ショートを起こしているようなレトリックも、
わたしの好きな感じです。



十六夜KOKOは、ブログで活躍する詩人です。
名犬ぽちさんの紹介で、このYahoo!ブログで知り合いました。
ことばと真剣に付き合っているのがわかる、
ていねいなロジックが好きです。



恋藤葵は高校2年生の女のコ。
2度めの登場です。
1月に、宮城県詩人会が主催する第2回YS賞を受賞したばかりです。
ケータイのブログで、詩を発表しています。



秋亜綺羅の2つの詩は、
30年ほどまえに書き始めたのだけど、
完成しないでいたものです。
それを、新鋭の舞踏家・伊藤文恵に頼んで、
彼女が稽古する部屋にふたりで閉じこもり、パソコンを持ち込み、
彼女の気配を感じながら書き上げました。
1か月ほどつづきました。
そんな経験って、なかなかできないでしょ?
それもわたしが提案する「カクテル・ポエム」のひとつです。
活字になったものは、その記録にすぎない。
というわけです。



お尻から始まるブログの編集ページは、一昨年1月から1年間、
仙台演劇研究会発行の月刊「ACT」に連載させてもらった
「アート・アトランダム」(美術評)のうちの後半の6か月の分です。
著者について

♪佐々木英明=詩人、俳優。1948年生。青森県東津軽郡在住。
寺山修司の映画「書を捨てよ、町へ出よう」主演。
演劇実験室天井棧敷の俳優、演出家。
詩集に『愛について』『心を閉ざす』など。

♪佐野カオリ=詩人。山形県東村山郡在住。
「山形詩人」同人。
詩集『ワルツ』(2006年)。
♪十六夜KOKO=詩人。ブログ「十六夜の月の下」で詩を発表。

♪恋藤葵=詩人。1994年生。宮城県石巻市在住。
石巻北高校演劇部2年。
YS賞受賞。

♪秋亜綺羅=詩人。1951年生。仙台市在住。
名まえは、40年まえ高校生のとき、寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の「書を捨てよ、町へ出よう」(寺山修司)に、
ハイティーン時代に書いた詩「百行書きたい」が載っている。
詩集『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』(1971年)。