季刊ココア共和国vol.10

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2012/7/7
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第10号。
右開きからが詩。左開きではブログを編集。

今号はまたまた、豪華なゲスト陣です。
詩壇をリードしているといって過言じゃない、
池井昌樹と、望月苑巳のふたりに作品をもらうことに成功しました。
またコピーライターとして第一人者である一倉宏からも、
第6号につづいて、詩を書いてもらいました。
そして、石井萌葉、雨女薬という、
ふたりのハイティーン詩人の才能を、
著名な作家たちのあいだにサンドイッチしてみました。
楽しめると、思いますよ。

池井昌樹は、詩の世界で知らないひとはいないでしょう。
近くのことを書いていてもスケールが大きい。
池井にしかない旋律も健在でした。

望月苑巳の今号の詩のレトリックはさすがに抜群で、
逆説を超えるための、鍵と、鍵穴が潜んでいるような気がします。

一倉宏の作品はふたつとも、
現代詩がまだ到達していない場所を、遊んでいるな、と感じました。
それは、自分の表現に生活をかけている、
一流の芸術家が持つスケールかもしれません。

石井萌葉と雨女薬は、18歳の女子高生です。
ふたりの詩の内容は、対称的に感じられるかもしれません。
石井萌葉の軽快さは、あいかわらず好調です。
スキップの足どりで、町を走り抜ける少女のようで、
魅力いっぱいです。

雨女の詩は、やはりちょっと深刻な内容なのだけど、
なぜかロジックが軽快です。
石井もそうだけど、この開かれた軽快さは、
天才なのだろうと思います。

秋亜綺羅の「3つのドリーム・オン」。
ひとつめとふたつめの「ドリーム・オン」は、最新作。
最後の「ドリーム・オン」は1975年が初稿です。
東京・石神井公園の野外ステージで、
ドクトル梅津のサックスで朗読したものです。
それから40年近く、朗読などを繰り返すことですこしずつ変化し、
ついに、ふたつの詩に分かれたのでした。
著者について

♪池井昌樹=詩人。1953年生。東京都在住。
詩集に『眠れる旅人』『童子』『月下の一群』、近刊『明星』など。
「歴程」同人。
現代詩花椿賞、詩歌文学館賞、三好達治賞など受賞多数。

♪望月苑巳=詩人、
ラジオ日本「モーニング・シネマ・チェック」パーソナリティー、
映画評論家。1947年、東京生まれ。
詩集に『ひまわりキッチン』『鳥肌のたつ場所』など。
著書に『団塊力ひもパン洗濯おとーさん奮戦す』など多数。
詩誌「孔雀船」主宰。

♪一倉宏=コピーライター、作詞家。 1955年生。東京都在住。
著書に『ことばになりたい』(毎日新聞社)、
『人生を3つの単語で表すとしたら』(講談社)、
『ななえがトイレで泣いたこと』(TOTO出版)など。

♪雨女薬=1994年生。大阪府在住。高校3年。
ブログで詩を発表。

♪石井萌葉=1994年生。千葉県市原市在住。 文化学院高等課程3年。
小学6年から詩を書きはじめ、現在は自身のブログで活動中。

♪秋亜綺羅=詩人。1951年生。仙台市在住。
名まえは、40年まえ高校生のとき、寺山修司がつけてくれたもの。
寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」(角川文庫)に、
ハイティーン時代に書いた詩「百行書きたい」が載っている。
詩集『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』(1971年)。