季刊ココア共和国vol.16

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2014/11/1
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第16号。

ゲストは9名です。
ちょっと目を見張りたい、と思う若い詩人のひとりが、平川綾真智です。今号の作品などは、実験詩として、詩人の通過点として評価を終わらせてしまう向きも多いかもしれません。だけど詩は、理論と方法論の、実験の繰り返しです。感情を記録するのでなく、感情を生み出す、その仕掛けが詩。

橋本しおんはもっと若い。小説も書いているようです。とても清新な表現だけでなく、対象にピントを合わせる能力が抜群。

暁方ミセイは、詩壇からとっくに評価されているひとなので、紹介はカット。先日、仙台での朗読会。そのあいさつで、討論会「明日、私がいなくなったならば」に触れていました。「詩人ならみんなそうかもしれませんが、わたしが明日死ぬことが決まったら、人生で初めての経験に、ワクワクするような気がします」。御意。

詩を著者名で読むことはよいことではないでしょうが、岩佐なをと高階杞一だけは、いろいろな雑誌の目次にあると、どうしても注目してしまいます。今回はたぶん偶然ふたりとも、口語を使用した、日常がテーマの、それなのにスケールが大きい作品です。

宮園真木も若い頃からとても好きな詩人です。脳に突き刺さる感覚の詩ですね。

藤川みちるは劇団を主宰し、劇作家で演出家で女優。公演のまっただ中に原稿依頼。書かないと、観てあげないよ、と。

レビューは前号にひきつづき、小原範雄。醒めて歌え、じゃないけれど、醒めやらぬ現場を、自分のまな板の上で料理しています。今回は秋亜綺羅が中心になってしまったようです。ごめんなさい。

高橋憲三には、わたしの詩集『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社)の批評を無理にお願いしました。高橋は詩誌「飾画」の同人で編集人。高橋の詩も編集も好きで、メールのやりとりをしています。

秋亜綺羅は寺山修司論へ向けて、ノート作りを始めました。その第1回です。
著者について

♪平川綾真智=詩人。1979年生。鹿児島市在住。
詩集に『市内二丁目のアパートで』(詩学社・2002)、
『202.』(土曜美術社出版販売・2009)。
「文学極道」代表代行。「熊本文学隊」隊員。

♪橋本しおん=詩人。小説家。1989年生。東京都在住
。 詩集に『ep.』(Kindle・2014)。
ツイッター@inu_crabなどで発信。
白鳥省吾賞優秀賞。

♪暁方ミセイ=詩人。1988年生。横浜市在住。
詩集に『ウイルスちゃん』(思潮社・2011)。
現代詩手帖賞、中原中也賞。

♪岩佐なを=詩人、版画家。1954年生。東京都在住。
詩集に『霊岸』(思潮社・1994)、
『しのぎ』(思潮社・2000)、
『しましまの』(思潮社・2007)、
『海町』(思潮社・2013)など。
H氏賞、富田砕花賞。

♪高階杞一=詩人。1951年生。神戸市在住。
詩集に『キリンの洗濯』(あざみ書房・1989)、
『空への質問』(大日本図書・1999)、
『いつか別れの日のために』(澪標・2012)、
『千鶴さんの脚』(澪標・2014)など。
H氏賞、三越左千夫少年詩賞、三好達治賞、丸山薫賞など。

♪宮園真木=詩人。1951年生。東京都在住。
詩集『宮園真木詩集』(思潮社・1978)、
『気分の本質』(アディン書房・1979)、
『活字以前』(ポエジー編集室・1981)。
現代詩手帖賞。

♪藤川みちる=俳優。詩人。1991年生。仙台市在住。
劇団みちるcafe主宰。
YS賞。

♪小原範雄=評論家。1983年生。仙台市生まれ。

♪高橋憲三=詩人。1949年生。青森県黒石市在住。
詩集『走り始めた空』(書肆青樹社・2003)、
『青くあれ』(土曜美術社出版販売・2011)、
『深層風景』(土曜美術社出版販売・2013)。

♪秋亜綺羅=詩人。1951年生。仙台市在住。
名まえは、40年まえ高校生のとき、寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の「書を捨てよ、町へ出よう」(寺山修司)に、
ハイティーン時代に書いた詩「百行書きたい」が載っている。
詩集『海! ひっくり返れ! おきあがりこぼし! 』(1971年)。
『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)。
『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社・2014)。
丸山豊記念現代詩賞。