季刊ココア共和国vol.20

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2016/10/1
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第20号。

今号は5名のゲストをお招きしました。
いがらしみきおに、久々に詩を書いてもらいました。日本を代表する漫画家です。今号の詩は、すこし真面目に「脳」を考えています。あれ?「脳」が考えています? 脳が脳を考えるとき、ひとは孤独なのかもしれないね?

佐藤龍一はライブを中心に活躍している、シンガーソングライターです。作曲家・ギタリストとして、歌人の福島泰樹や、吉原幸子、谷川俊太郎など多くの詩人たちとコラボレートしています。わたしとの出会いは40年ほど以前。わたしが企画する朗読会の、音楽担当をしてくれました。数年前にツイッターで、再会?したのでした。

佐々木英明も久しぶりに登場してもらいました。天井桟敷の俳優で演出家。現在は寺山修司記念館の館長です。わたしと同じで、高校生のとき寺山修司に詩人として見い出されました。映画「書を捨てよ、町へ出よう」の主演で、どん帳が降りて映画館内に照明がついても、津軽なまりでしゃべり続けた、あの男です。今回はスケールが大きい長編詩をもらうことができました。

歌人の藤本玲未は、今号のゲストではとびぬけて若い。わたしが若かったころは、短歌や俳句はジジババがやるものだと思っていたけれど、いまやジジババは現代詩だけみたい。読むというより、感じてください。ひらめきとときめきが、いっぱいです。

宇佐美孝二は、わたしが学生時代から名まえをなぜか知っていて、完成度が高いロジックに、いつも感心していた記憶があるのです。名古屋のひとなので、日原正彦に紹介されたのだったかもしれません。 今回は小詩集として、編集させてもらいました。宇佐美孝二の詩には、計算されたレトリックがあるのだと思います。壮大なストーリーが現れてきます。

秋亜綺羅は、週刊「ビル新聞」(ビル新聞社)という業界紙に連載させてもらっている、エッセイを再掲載。週刊で書くのって、なんだか楽しい。「ビル」とは関係なく、なんでも書いてくださいということで、ちょっと書きたい放題です。季刊「ココア共和国」への併載の許可を得ています。
それと、短い詩を一篇。
著者について

♪いがらしみきお=漫画家。1955年生。宮城県仙台市在住。
『ネ暗トピア』『ぼのぼの』『BUGがでる』
『3歳児くん』『かむろば村へ』『I』など多数。
日本漫画家協会賞優秀賞、講談社漫画賞、小学館漫画賞など。

♪藤本玲未=歌人。1989年生。東京都出身。
歌集に『オーロラのお針子』(書肆侃侃房・2014)。

♪佐々木英明=詩人、俳優。1948年生。青森県東津軽郡在住。
寺山修司の映画「書を捨てよ、町へ出よう」主演。
演劇実験室天井棧敷の俳優。
詩集『愛について』『心を閉ざす』など。

♪宇佐美孝二=詩人。1954年生。名古屋市在住。
詩集に『ぼくの太りかたなど』(七月堂・1990)、『浮かぶ箱』(人間社・1997)、
『虫類戯画』(思潮社・2005)、『森が棲む男』(書肆山田・2015)など。
中日詩賞、詩と創造賞。

♪佐藤龍一=シンガーソングライター。1952年生。千葉県在住。
アルバム「LOST & FOUND」(SOUNDforte・2008)など。

♪秋亜綺羅=詩人。1951年生。仙台市在住。
名まえは、40年まえ高校生のとき、寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の「書を捨てよ、町へ出よう」(寺山修司)に、
ハイティーン時代に書いた詩「百行書きたい」が載っている。
詩集『海! ひっくり返れ! おきあがりこぼし! 』(1971年)。
『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)。
『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社・2014)。
丸山豊記念現代詩賞。

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